出掛けるときの昭和の呪文
何を忘れても一日困る
トイレに行って手を洗い「さあ!」と思って
ポケットをまさぐると「あれっ無い」。
記憶をたどると今朝入れた覚えがない。
とにかく手を振って乾かし、その場をしのぎ
駅の売店で買った覚えが有る。
買ったばかりのは糊が効いているせいか
吸い取りが悪い
それから少し経った頃
何の媒体で覚えたのかが不明だが
この合言葉。(諸説有るが)
「は」はハンカチ、
「と」は時計、
「が」はガマグチ(財布)、
「ま」は万年筆(筆記具)、
「め」は名刺、
「く」は櫛、
「て」は手帳、
「パ」はパスケース(定期券)。
これを出掛ける前に
呪文のように口ずさむようになって
トイレ事件は再発しなくなった。
いつも妻がアイロン掛けてくれてキチンと
折られた奴をポケットに忍ばせていると
気分も上々
たまに女性から「素敵なのを持たれていますネ」
なんて言われようものなら鼻高々
合言葉も大切だか、妻への感謝
今は退職し、無職だがやはり出掛ける時は
折り目のついたキチンとした奴を
ポケットに忍ばせながら感謝する
先のエッセイはテーマが「ハンカチ」
これは「読売新聞」に投書した原稿です
今振り返ってみると時代にマッチしない文言
私の年代には「有った、有った」と
うなづいてくれる人が多分居ると思う
ではZ世代にはどうか?
まずこんなに沢山持たない
ではどうか「けさは」で終了 短かっ!
「け」はもちろん携帯電話
昭和の呪文をほぼすべてを飲み込んでくれる
超ーー!便利なもの
時計
ガマグチ(財布)…コード決済、クレジットカード
万年筆(筆記具)、手帳…メモ機能
パスケース(定期券)
「さ」は念のため財布
確かにコード決済、クレジットカード情報が
携帯電話に入っているとは言え
何かしらの影響で使えない時は
やはりキャッシュになるので
「は」は定番のハンカチ
言うこと無し
今日のわかった
今回は私のエッセイから
出掛ける前の「Zの合言葉」
けさは
を取り上げたよ
これからも「お役にたつ」こと
今出来ることを書くから
もっともっとお話ししたかったのですが、今回はここまで
次回をお楽しみに
バイビー🌙
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